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3〜4歳頃からおすすめの絵本

あ行の絵本

タイトルをクリックするとamazonに移動します。購入することもできますよ。
 は娘に読み聞かせた時の反応です。


マークは紹介した中でも特にお気に入りのものにつけています。
シリーズものは最初に出版された作品のみにつけています。

あ行  か行  さ行  た行  な行  は行  ま行  や行  ら行  わ行

表紙 著者名・出版社・出版年・あらすじ
あいうえおうさま
寺村輝夫作/和歌山静子絵 杉浦範茂デザイン 理論社 1979
「ちゅーりっぷのはなを ちょきんとちぎり ちかくにすてて ちらかすおうさま」
「なおったびょうきを ないしょにしていて なんでもなるべく なまけるおうさま」
「はだしではだかで ぱんつだけ はしゃいではねて はしるおうさま」など、
おうさまのキャラクターが面白いのはもちろん、文字にちなんだ絵が工夫されています。
声に出して子どもと一緒に楽しみながら文字や言葉に親しめそうな絵本です。
あいしているから
マージョリー・ニューマン作/パトリック・ベンソン絵 久山太市訳 評論社 2003
もぐらのモールくんは、巣から落ちたひな鳥を見つけ、家に連れて帰り世話をします。
野生の鳥は放してやらないといけないと両親に言われますが、ペットにしたい!
かごに入れて出られないようにしてしまいます。「だってあいしているんだもん」
それを見たおじいちゃんはモールくんを高い丘のてっぺんに連れて行きます。
鳥たちが自由に大空を飛びまわっている姿を見て、大切なことに気づいたモールくん。
寂しいけれど小鳥を放してあげました。「だってあいしているんだもん」
あかいふうせん
イエラ・マリ作 ほるぷ出版 1976
飛んで行ったふうせんがりんごに変わり、蝶になって、花になり・・・
イメージがどんどん膨らんで楽しめる絵本です。
鮮やかな赤色の他には黒い線で描かれたシンプルな絵。
文字は全くないのですが、絵が十分語ってくれます。
あさえとちいさいいもうと
筒井頼子作/林明子絵 福音館書店 1982
お母さんが銀行に行っている間、あさえはお留守番。
でも寝ていたあやちゃんがすぐに起きてしまいます。
あさえが道に線路を描いているうちにあやちゃんがどこかへ行ってしまってさあ大変!
ひやりとする場面がたくさん出てきてあさえも読者の私たちもヒヤヒヤ(笑)
無事公園の砂場で遊んでいるのを発見しました。
お姉ちゃんと小さい妹のきょうだいにはぴったりの絵本です。

 次女と自分の姿を重ねて楽しんでいるようです。(長女5歳)
あのね、サンタの国ではね・・・(漢)
原案 松本智年 一色恭子 文嘉納純子 絵黒井健 偕成社 1990
サンタが活躍するのはクリスマス・イブだけだと思ったら大間違いなんですって。
サンタの国では、1月から12月まで行事や準備することが色々あるんです。
3月にはおもちゃの実がなる畑に水をやったり、流れ星を山奥まで拾いに行きます。
4月はトナカイ学校の入学式、7月には気球に乗ってよい子を探しの旅へ。
10月にはサンタ会議で全員が集まり子ども達に贈るプレゼントを決めるなど大忙し。
サンタの国の楽しい1年間が描かれています。
アンガスとあひる 
マージョリー・フラック作 瀬田貞二訳 福音館書店 1974
子犬のアンガスは見るもの、かぐもの興味津々。
今一番知りたいのは生垣の向こう側から聞こえてくる音の正体。
ある日家を抜け出たアンガスはそれがアヒルだと知ります。
吠えておどかしたり、逆に追いかけられて怖い思いをしたり・・・
白黒のページと鮮やかな色のついたページの対比が効いています。
いいこってどんなこ?
ジーン・モデシット作/ロビン・スポワート絵 もきかずこ訳 冨山房 1994
「ねえ、おかあさん、いいこってどんなこ?」うさぎのバニーぼうやがたずねます。
色々なことを問いかけるぼうやを優しく包んで答えるお母さん。
「バニーはバニーらしくしていてくれるのがいちばんよ。
だっておかあさんはいまのバニーがだいすきなんですもの」
子どもを丸ごと受け入れるお母さんの言葉が素晴らしいです。
“あなたはあなたでいい”というメッセージに子どもも大人も安心でき、
心がじんわりとあたたかくなります。
いーは と あーは
やぎゅうげんいちろう作 福音館書店 2003
歯は生える場所によって形が違うこと、子どもの歯と大人の歯の比較、虫歯について、
生えかわる時の詳しい様子など歯について楽しみながら知ることができる絵本。
歯の磨き方は歯ブラシをがしがしがしがしと思い切り動かすのではなく(笑)
こちょこちょこちょこちょ・・・と動かすというように分かりやすく教えてくれます。
虫歯にならない2つのポイントは上手な歯磨きと甘いものをあまりたくさん食べすぎないこと。
基本的なことだけれど、守り続けるのはなかなか難しいんですよね。
いちごばたけの ちいさなおばあさん
わたりむつこ作/中谷千代子絵 福音館書店 1983
いちごが赤くなるのは地下に住む小さなおばあさんが色を塗っていたからなんですって!
まだ春には早いはずなのに季節外れのぽかぽか日和が続き、おばあさんは大忙し。
100段の階段を昇ったり降りたり、いちご色の水を作る様子は興味深いです。
大変な思いをしていちごを赤くする仕事を終えたのに次の朝は雪で大ショック。
でも、動物達がいちご掘りをして食べてくれたので一安心です。
 地下で働くおばあさんの様子、色を塗り終わった後の歌がお気に入り。(長女5歳)
いってらっしゃーいいってきまーす(復刊・限定出版)
神沢利子作/林明子絵 福音館書店 1985
朝、なおちゃんのお母さんは会社へ一番先に出かけるので、お父さんと自転車で保育園へ。
角のたばこ屋のおばあちゃん、友達に挨拶しながら到着。
保育園での生活もいきいきと描かれています。
夕方はお母さんがお迎え。
押しボタン信号を自分で押したくて、青になっても渡らなかったり、
なおちゃんの目線で見た買い物の様子、自動販売機を覗くこと、ブロック塀・・・
子どもの頃がふっと懐かしくなる絵本です。
うさこちゃんがっこうへいく
ディック・ブルーナ作 松岡享子訳 福音館書店 1985
うさこちゃんが学校で過ごす一日が描かれています。
絵を描いたり、歌ったり、積み木をしたり、先生のお話を聞いたり・・・
友達は皆、青い服だけどうさこちゃんだけは赤でよく目立ちます。
皆が一緒に座っているところや遊んでいるところはパッと見るとほぼ同じだけれど、
手の組み方が違っていたり、一人だけひじをついていたりなど探すのも楽しいです。
うさこちゃんのてがみ
ディック・ブルーナ作 松岡享子訳 福音館書店 2009
キャンプに来ているうさこちゃんは両親に手紙を書いているところ。
ダンスやゲーム、山登り、湖で泳いだり、たくさんの体験をして楽しんでいるよう。
キャンプっていいなと思わせてくれます。
うんち したのは だれよ!
ヴェルナー・ホルツヴァルト文/ヴォルフ・エールブルッフ絵 関口裕昭訳 偕成社 1993
地面から顔を出したちょうどその時、頭にうんちを落とされたもぐらくん。
>「ねえきみ、ぼくのあたまにうんちおとさなかった?」
と動物達に聞きながら犯人探しを始めます。
ハト、馬、うさぎ、ヤギ、牛、豚・・・皆うんちはそれぞれ。
くろばえに犯人を教えてもらったもぐらくんの痛快な仕返しにスッキリします。

えほん もやしもん 「きんのオリゼー」 てをあらおう
いしかわまさゆき作 講談社 2009

漫画は読んだことがないんですが、分かりやすい内容でよかったです。
きんのオリゼーが正しい手の洗い方を教えてくれます。
手のひら、手の甲、指を1本ずつ・・・とても丁寧。
またお家の方への小さな文字で書かれた補足解説もいい。
菌は全てが汚くて怖いものではないということ。
食中毒や風邪、インフルエンザ予防などのために手洗いは効果的だけれど
全てを予防できるわけではないことも頭に入れておかなければいけませんね。

エンソくんきしゃにのる
スズキコージ作 福音館書店 1990
独特の雰囲気がある絵なので一度見たら忘れられないはず!
エンソくんは田舎のおじいさんのところへ一人で汽車に乗って遊びに行きます。
終点までの長い旅、高原の駅ではたくさんの羊達が乗ってくるし、
エンソくんが駅弁を食べる時には羊達も食事(汽車の中にたくさんの草をまくのが圧巻)
そして皆でのんびり昼寝・・・ちょっと不気味でシュールな世界にはまっていきそう。
おいしいおと
三宮麻由子文/ふくしまあきえ絵 福音館書店 2008
春巻は「カコッ ホッ カル カル カル カル カル」
ほうれん草は「ズック ズック ズック ズック ズック ズックズ」
ご飯は「ポホッ モワーン ムッチ ムッチ ムッチ」など
食べ物の絵本はたくさんありますが、これは食べる音の表現がとてもユニーク。
読んでいると楽しくなります。
おおかみと七ひきのこやぎ(漢)
グリム童話 フェリクス・ホフマン絵 せたていじ訳 1967
お母さんやぎが食べ物を探しに森へ行っている間におおかみがやって来ます。
「しわがれごえとあしのくろいのにきをつければ、すぐわかるだろうよ」と言われていたので
こやぎ達はすぐには騙されませんが、おおかみは知恵を使ってまんまと家の中へ。
末っ子以外は次々とのみ込まれてしまい、帰宅したお母さんやぎは悲しみます。
でも寝ていたおおかみの腹を見るとこやぎ達は丸のみにされただけでまだ生きている!
お母さんやぎは腹を切ってこやぎ達を助け、代わりに石をたっぷり詰め込みます。
目覚めて井戸に向かったおおかみは石の重みで落ちて死んでしまいました。
ちょっと残酷な気はしますが、子どもはドキドキハラハラ面白いんですよね。
おおきいトンとちいさいポン
いわむらかずお作 偕成社 1980
せいたかのっぽのトンとおちびちゃんのポン。
犬のトンとポンは「おおきいほうがいいにきまってる」「ちいさいほうがいいにきまってる」
とお互いに譲らずにくらべっこを始めますが、どちらにも得な面と損な面があって・・・
最後にはお互いを認め合うところがすごくいいなと思います。
おおきなかぶ
A・トルストイ再話 内田莉莎子訳 佐藤忠良絵 福音館書店 1966
おじいさんがかぶを植えるとどんどん大きく育って立派になりました。
「うんとこしょ どっこいしょ」引っ張ってもなかなか抜けないかぶ。
犬や猫、ねずみまで加わって・・・やっとかぶは抜けました!
単純な繰り返しがとても楽しい絵本です。
おさるのジョージキャンプにいく
M.&H.A.レイ原作 福本友美子訳 岩波書店 2000
しりたがりやのこざるジョージがきいろいぼうしのおじさんとキャンプに出かけます。
水をくんでくるよう頼まれましたが、早速脱線・・・
キャンプファイアーの後始末をしている子をまねて隣の火を消してしまいます。
逃げているうちに道に迷ってしまったジョージ・・・
スカンクに臭い汁をかけられてたり散々でしたが火事を偶然発見。
小川の水をくんで消す活躍で名誉挽回します。
森林警備の人やおじさんに褒められ、臭いにおいもトマト・ジュースのお風呂で取れました。
キャンプファイアーで念願のマシュマロを焼いてもらうことができてよかったね。
おしくら・まんじゅう
かがくいひろし作 ブロンズ新社 2009
紅白まんじゅうが色々な物をはさんでおしくらまんじゅう。
こんにゃく、納豆はだいたい予想できるけれど・・・幽霊は?
まんじゅう達の表情や動きが面白く、何度でも繰り返して楽しめる絵本です。
おだんごぱん
ロシア民話 瀬田貞二訳 脇田和絵 福音館書店 1966
粉をかき集めて作ったおだんごぱん。
家から飛び出し、動物達に食べられそうになりながら逃げていきます。
しかし、かしこいきつねにはうまく騙されて・・・
何度も繰り返しを楽しむことができ、ハラハラドキドキも味わえます。
おひさまパン
エリサ・クレヴェン作 江國香織訳 金の星社 2003
おひさまが出てこなくなり、色をなくした寒くて暗いまち。
動物達はおひさまが再び顔を出す日を心待ちにしています。
犬のパン屋さんもおひさまが恋しくてパンで小さなおひさまを作ることにしました。
完成したおひさまパンはふわふわでいい匂い。
やってきた動物達にもパンをふるまい皆幸せな気持ちになります。
本物のおひさまも目を覚まし一安心。
江國香織さんの詩的な訳が素敵です。
作りたくなった読者のためにおひさまパンの作り方が紹介されていますよ。
おふろ
出久根育作 学研 2007
一人でお風呂に入るのはドキドキ。
衝撃なのは洋服を着た赤いネクタイのおじさんが先に入って待っていたこと。
お風呂がジャングルになったり、石けんマン?が現れてピンチを救われたり・・・
トマトみたいに真っ赤な顔のおばさんと、梅干しみたいにしわくちゃのおじさんも登場。
かなり変で不気味、でも面白い。
なんともいえない不思議な魅力のある絵本です。
おふろだいすき
松岡享子作/林明子絵 福音館書店 1982
まこちゃんはあひるのプッカといつも一緒にお風呂に入ります。
小さなお風呂だったはずが、亀、双子のペンギン、オットセイ、かば、クジラが続々登場して・・・
お風呂がいつの間にか画面いっぱいになり、皆が入れてしまうのもワクワクしてしまいます。
オットセイが石けんを飲み込んでシャボン玉を作ったり、
まこちゃんがきれい好きなかばの体を隅々まで洗ってあげたり。
皆で交代して50まで数える様子もほのぼのしていて楽しいです。

おへそのあな
長谷川義史作 BL出版 2006

おへその穴から外が見えるかは謎ですが、
おなかの赤ちゃんから見た外の世界ってこんな感じなのかな?
匂いや音など私達の想像以上にたくさんのことを感じているんでしょうね。
家族が赤ちゃんの誕生を楽しみに待っている様子も微笑ましいです。
そして満月の夜「あしたうまれていくからね」
読んでいて優しい気持ちになれる絵本。

おへそのひみつ
やぎゅうげんいちろう作 福音館書店 2000
おへそって何だろう?どうしてついているの?
おへそのごまを取るとおなかが痛くなるの?
雷が鳴っている時におへそを出していてはいけない理由は?
誰でも一度は抱く疑問に分かりやすく答えてくれます。

>「おへそ」は、ぼくたちがおかあさんのおなかのなかにいた「しょうこ」
おへそってすごい!おへそから命のつながりや神秘を感じられる絵本です。
おやすみなさいおつきさま 
マーガレット・ワイズ・ブラウン作/クレメント・ハード絵 せたていじ訳 評論社 1979
緑の壁紙に赤い床、まさに外国の子ども部屋という感じです。
子うさぎがベッドに入って部屋の一つひとつにおやすみを言っていきます。
「おやすみおへや」「おやすみおつきさま」・・・
部屋が少しずつ暗くなり、みんなにおやすみを言い終わる頃、眠りにつきます。
静かで安らかな気持ちになれる絵本です。

おやすみ、ぼく
アンドリュー・ダッド文/エマ・クエイ絵 落合恵子訳 クレヨンハウス 2009
>「おやすみ、ぼくのあしさん きょうもうーんとはしったね」
ひざ、もも、おなか、おしり、胸、指、腕に・・・
オランウータンの「ぼく」が自分の体のあちこちにおやすみを語りかけていきます。
最後は目、お母さんがやってきて安心して眠ったぼく。
静かな時間が流れ、だんだん眠くなっていく表情がかわいい。


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