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小学生以上から大人におすすめの絵本
あ行の絵本
タイトルをクリックするとamazonに移動します。購入することもできますよ。
は娘に読み聞かせた時の反応です。
★マークは紹介した中でも特にお気に入りのものにつけています。
シリーズものは最初に出版された作品のみにつけています。
表紙 | 著者名・出版社・出版年・あらすじ |
ありがとう、フォルカーせんせい パトリシア・ポラッコ作 香咲弥須子訳 岩崎書店 2001 LD(学習障害)児のトリシャは絵がとても得意な女の子。 でも字はくねくねした形にしか見えず数字も同じでどうしても読むことができません。 そのことを隠して学校生活を送りますが、級友にからかわれたり、いじめられて辛い思いをしていました。 5年生になった時、担任がフォルカー先生になります。 先生はトリシャの絵を皆の前でほめてくれ、いじめっこからも守ってくれました。 そして字が読めないで悩んでいたことに気づき、放課後特訓してくれたのです。 本が読めるようになったトリシャは学校が大好きになりました。 著者の自伝的なストーリーだそう。 蜂蜜を本にたらす儀式も素敵です。 |
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アリス! 絵で読み解くふたつのワンダーランド 山本容子作 講談社 2010 一冊で『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』が楽しめます。 著者は16年前から銅版画、油彩、ステンドグラス、モザイクなどの技法を使って 「不思議の国」と「鏡の国」の物語世界を表現してきたそう。 いいお値段ですが、12章に分けて描かれた絵とストーリー解説は見ごたえがあります。 英文学者高橋康也さんのの文章「不思議な鏡の王国の興亡」も難しいながらなるほどと思わされました。 絵巻・すごろく・チェスで遊びながらアリスの世界を存分に味わい尽くせる絵本です。 |
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アンジュール―ある犬の物語
★ ガブリエル・バンサン作 BL出版 1986 鉛筆デッサンによる文字のない絵本。 著者の処女作だそうです。 車の窓から投げ捨てられた犬の放浪する様が描かれます。 50を超える犬の姿態と表情・・・絵の力に圧倒されます。 何気ない仕草なのにその時々の犬の感情が伝わってくるようです。 重苦しい雰囲気で終わるのかと思いきや、子どもとの出会いで救われた気持ちになりました。 |
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アンネの木★ NEW イレーヌ・コーエン=ジャンカ作 マウリツィオ・A.C・クゥアレーロ絵 石津ちひろ訳 くもん出版 2010 『アンネの日記』でアンネが隠れ家から見つめていたというマロニエの木。 この絵本はそのマロニエの木が語り手となっています。 外に出ることができない苦しい隠れ家生活の中、 アンネ達は木の姿を見て季節を感じ、安らぎと希望と与えられたんでしょうね。 残念ながら2010年8月、台風のため倒れてしまったそうですが、 苗木がアメリカ、カナダ、そして日本にも贈られて育っているとのこと。 この絵本を読んで『アンネの日記』を手に取る子ども達が増えますように。 平和の尊さについてじっくり考えたい絵本です。 |
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エリザベスは本の虫★ サラ・スチュワート作/デイビッド・スモール絵 福本友美子訳 アスラン書房 2003 エリザベスは小さい頃から読書好き。 寝る間も惜しんで時間を忘れ、ひたすら本を読む日々。 読んで読んで読みふける姿はまさに本の虫! 本はどんどん増え天井まで届き、とうとうドアもふさがれてしまいます。 そこでエリザベスがとった驚くべき行動とは・・・? エリザベスほどではないとしても読書好きならきっと共感してしまう絵本だと思います。 実在の友人メアリー・エリザベス・ブラウン(図書館員、読書家、友人)に捧げられた作品。 |
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おおきな木★ シェル・シルヴァスタイン作 ほんだきんいちろう訳 篠崎書林 1976 登場するのはりんごの木と男の子だけ。 男の子が小さかった頃は木の周りで遊んでいましたが、 成長するにしたがって二人の関係は変化していきます。 大人になった男の子はたまにやって来ては木を利用しようとするばかり。 それとは逆にいつも与えることに喜びを見いだす木。 木と男の子の関係は、読む人によって親子、友人などに見えるのかもしれません。 「きは それで うれしかった」という言葉が印象的です。 |
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大きな木のような人★ いせひでこ作 講談社 2009 「パリには2本の樹齢400年のアカシアがある。そのうち一本の大樹のある物語はすでに描いた。」 とあとがきにあるように『ルリユールおじさん』と対になるような絵本。 『ルリユールおじさん』は青色が印象的でしたが、こちらは美しい緑色が目に飛び込んできます。 植物園に通い詰めるさえらという少女と植物学者の出会いから物語は始まります。 植物への興味、不思議を知る喜び・・・ワクワクしながらひまわりを育てるさえらがかわいらしい。 別れの場面は寂しかったけれど、結末には胸があたたかくなりました。 『ルリユールおじさん』に登場したソフィーのその後が分かったのもうれしかったです。 「人はみな心の中に、一本の木をもっている。」という文章が印象に残ります。 |
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おこだでませんように |
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おとうさんのちず★ ユリ・シュルヴィッツ作 さくまゆみこ訳 あすなろ書房 2009 戦争で国を追われた一家がたどりついたのは遠い遠い東の国。 その日の食べ物にも困る暮らしなのに、パンを買いに行ったお父さんが持ち帰ったのはなんと地図。 地図でおなかは膨らまない! 最初は腹を立てた僕だったけれど、地図を眺めれば世界中を旅することができることに気づきます。 ひもじさも貧しさも忘れさせてくれる素晴らしい地図。 >せまいへやにいても、こころはとおくへとんでいけるのだった。 著者の子どもの頃の体験を描いた自伝的絵本です。 |
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おとぎの国の郵便切手★ 安野光雅作 岩崎書店 2000 郵便制度がないある国で郵便省を作ることになりました。 大臣は切手のデザインを絵描き修行中のペンタに命じます。 でも、どこかあかぬけないペンタの絵は難癖をつけられなかなか合格点がもらえません。 絵はキン・ジロー、ゴールデンボーイ、月姫・・・など、日本の昔話が西洋にアレンジされていものも多く どことなくユーモラスでくすっと笑ってしまいます。 こんな切手が本当にあったら楽しいだろうなと思える素敵な絵本でした。 最後のページに著者が萩・津和野をテーマにデザインした本物?の切手が貼られているところも素敵。 私が借りた本は萩の切手で蔵の前を歩いている人と自転車通学の女学生が描かれていました。 他のバージョンもあるようなので全種類見てみたくなりました。 |
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おめでとう―たいせつなあなたへ★ いとうえみこ作/伊藤泰寛写真 ポプラ社 2009 生まれたばかりの赤ちゃんの写真から始まり1歳の誕生日を迎えるまでの日々。 妊娠中の気持ち、生まれて来た時のこと、我が子を大切に思っている両親の気持ちが伝わってきます。 「こどもたちへ」「今赤ちゃんがいるあなたとこれから迎えるあなたへ」 「かつて赤ちゃんと過ごしたあなたへ」「かつて赤ちゃんだったすべての人へ」 赤ちゃんの表情がとても愛らしく美しい写真絵本です。 |
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